多言語 SEO 監査:翻訳サイトのための14項目チェックリスト
実践的な多言語 SEO チェックリスト。言語ごとの URL、hreflang、x-default、canonical、html lang、メタタグ、サイトマップ、Search Console を、それぞれの確認方法とともに解説します。
更新日 2026年9月24日 · 1分で読めます
翻訳したサイトはブラウザでは完璧に見えても、1つの言語以外は Google からまったく見えていない、ということがあります。原因はたいてい、公開後に誰も確認しない小さな技術的な点です。
このリストを順番に確認してください。各項目に「確認方法」を付けています。大半を一番早く確認する方法は、無料の 多言語 SEO チェッカーにページを入れ、指摘された点をこのリストで直すことです。
1. 言語ごとに専用の URL がある
Google がインデックスするのは URL であって、言語ではありません。日本語と英語が同じ URL を共有していると、上位表示できるのは片方だけです。
- おすすめ:
/en/や/zh/のようなサブフォルダ。 - 問題なし: サブドメイン(
en.example.com)や国ごとの別ドメイン。 - 避けるべき:
?lang=enのようなパラメータ。無視されたり canonical でまとめられたりしやすいです。
確認方法: サイトで言語を切り替え、アドレスバーを見ます。URL が変わらないなら、そこが最初の修正ポイントです。
2. 翻訳が JavaScript ではなく HTML に入っている
ページ読み込み後に訪問者のブラウザで翻訳するツールがあります。Google 翻訳ウィジェット、GTranslate の無料プラン、JavaScript モードの ConveyThis、Weglot の JavaScript 連携などです。訪問者には翻訳が見えますが、Google がインデックスする HTML は元の言語のままです。
確認方法: 翻訳された URL を開いてソースを表示します(Ctrl+U)。そこにある文章が元の言語なら、Google にも元の言語しか見えていません。
3. 翻訳ページがインデックス可能
翻訳ページに、テスト環境の名残の noindex が残っていたり、robots.txt でブロックされていたりすることがあります。
確認方法: 各言語のソースで noindex を検索し、翻訳 URL がリダイレクトではなく 200 を返すことを確認します。
4. html lang がページと一致している
各バージョンは自分の言語を宣言する必要があります。英語ページなら <html lang="en"> です。よくあるバグは、すべての言語がテンプレートから lang="ja" を引き継いでしまうことです。
確認方法: 翻訳ページのソースの先頭行を見ます。
5. hreflang がすべての言語をカバーしている
各ページは、自分自身を含むすべての言語バージョンを、完全な URL、正しいコード(jp ではなく ja)、そしてすべてのバージョンからの戻りのリンク付きで列挙する必要があります。2言語サイトの英語ページでの正しいブロックはこうなります。
<link rel="canonical" href="https://example.com/en/" />
<link rel="alternate" hreflang="ja" href="https://example.com/" />
<link rel="alternate" hreflang="en" href="https://example.com/en/" />
<link rel="alternate" hreflang="x-default" href="https://example.com/en/" />
ルールは hreflang とはで解説しています。
確認方法: ソースで hreflang を検索し、記載された URL の1つを開いて、最初のページが戻りのリンクとして載っているか確認します。
6. x-default が設定されている
x-default は、対応していない言語の人に何を見せるかを Google に伝えます。通常はメインの言語です。
確認方法: 同じブロック内に hreflang="x-default" があるか探します。
7. canonical が自分自身を指している
各言語バージョンには、自分の URL を指す canonical が必要です。英語ページの canonical が日本語ページを指していると、Google は英語ページを外し、hreflang も無視します。
確認方法: 翻訳ページのソースで canonical を検索し、アドレスバーと比べます。
8. タイトルとメタディスクリプションが翻訳されている
<title> が翻訳されていないのはよくある抜け漏れで、しかも検索した人が最初に目にする部分です。
確認方法: ブラウザのタブを読み、ソースで meta name="description" を探します。
9. og:locale が言語と一致している
SNS のプレビューは og:locale を使います(例:ja_JP。hreflang と違い、Open Graph はアンダースコアです)。og:title と og:description も翻訳しましょう。
確認方法: ソースで og: を検索します。
10. URL のスラッグが翻訳されている(任意)
英語ページなら /en/pricing のように各言語で自然なスラッグにすると読みやすくなります。日本語 URL はコピー時に長い文字列に変わるため、ローマ字や英語のスラッグが無難です。必須ではなく、あると望ましい項目です。
11. サイトマップに全言語が含まれている
サイトマップには翻訳されたすべての URL を、できれば hreflang の代替ページ付きで載せます。
確認方法: /sitemap.xml を開き、翻訳 URL を検索します。
12. 言語切り替えが本物のリンクになっている
切り替えボタンは、クローラーがたどれる普通の <a href> リンクであるべきです。JavaScript だけのドロップダウンでは、Google が翻訳ページにたどり着けません。
確認方法: 切り替えボタンの言語を右クリックします。リンクのアドレスをコピーできれば、クロール可能です。
13. IP やブラウザの言語による自動リダイレクトをしていない
位置情報や Accept-Language で訪問者をリダイレクトすると、主にアメリカから言語設定なしでクロールする Googlebot が、ほかのバージョンを一度も見られなくなることがあります。代わりにバナーで言語を提案しましょう。
確認方法: VPN やブラウザの言語設定を変えて翻訳 URL を開きます。その URL にとどまるはずです。
14. Search Console でインデックスを確認する
Google Search Console の ページ レポートを開き、いくつかの翻訳 URL を URL 検査で確認します。翻訳ページに「適切な canonical タグ付きの代替ページ」と出る場合は canonical の問題、「クロール済み - インデックス未登録」にも注意します。以前の「インターナショナル ターゲティング」レポートは廃止されているので、頼らないでください。
大半を1分で確認する
項目3〜9、URL 構造、JavaScript の確認は、まさに無料の 多言語 SEO チェッカーがテストする内容です。さらに最大6つの翻訳バージョンを開き、表示されるか、戻りのリンクがあるか、言語を宣言しているか、自分の canonical があるか、タイトルが翻訳されているかを確認します。
監査で長いリストが出てきたら、Lantis がその大半を標準で解決します。各言語を専用の URL(/en/ など)で配信し、全言語の hreflang と x-default、正しい html lang、自己参照の canonical を自動で付け、クロール可能な言語切り替えボタンも含みます。Framer、Webflow、WordPress、Shopify など、コード1行でどんなサイトにも使え、1言語あたり月€3から、最初の100件の翻訳はカード不要で無料です。Framer や Webflow での使い方を見るか、翻訳費用の計算ツールで予算を試算してください。
よくある質問
多言語 SEO の監査はどのくらいの頻度で行うべき?
公開後、言語を追加したときや翻訳ツールを変えたとき、それ以外は数か月ごとに行いましょう。
多言語 SEO ではサブフォルダとサブドメインのどちらがよい?
ほとんどのサイトではサブフォルダです。すべてが1つのドメインにまとまり、各言語が同じドメインの評価を活かせます。
Google 翻訳ウィジェットで翻訳した内容は Google に見えますか?
見えません。ウィジェットは訪問者のブラウザ内で翻訳するので、Google がインデックスするのは元の言語だけです。言語ごとに別の URL で翻訳済みの HTML が必要です。
翻訳したコンテンツは重複コンテンツになりますか?
なりません。Google は翻訳を別のコンテンツとして扱います。重複コンテンツとは、同じ言語の同じ文章が複数の URL にある状態で、それに対処するのが canonical タグです。
ほかの言語でも読めます English · Français · Deutsch · Italiano · Português · हिन्दी · Русский · 한국어 · Türkçe · Bahasa Indonesia · العربية